
季節を感じるスイーツを、丁寧な手仕事で。ル・サントーレのパティスリー哲学
福岡・筑紫野の地で、お菓子を通して人々の心に寄り添ってきた「ル・サントーレ」。1997年の創業以来、地域密着の本格パティスリーとして、多くのお客様に親しまれています。
ル・サントーレの名は、フランス語で「香り」を意味する“Senteur(サントール)”に由来しています。
お菓子の香りが、ふとした瞬間に記憶を呼び起こすように──私たちは、ひとつひとつのスイーツに「記憶に残るやさしさ」を込めて作り続けています。
その根底には、オーナーシェフ自身の原体験があります。
「一度は本場フランスでお菓子を学びたい」──その想いを胸に、若き日に単身渡仏。フランス、そしてベルギーにて3年間、5つの異なるパティスリーで研鑽を積みました。素材への向き合い方、美しさへのこだわり、味の奥深さ。現地の空気と職人の情熱を肌で感じた経験が、今もル・サントーレの“芯”となっています。
ヨーロッパ仕込みの技術と感性を土台に、素材には地元九州産のフルーツや卵など厳選した食材を取り入れ、四季折々の彩りを表現しています。ショーケースに並ぶスイーツたちは、どれも繊細な技術と美意識が光る逸品ばかり。ケーキはもちろん、焼き菓子やギフト商品に至るまで、**「手に取った瞬間から特別な気持ちになっていただけるように」**という想いを形にしています。
また、ル・サントーレでは地域のイベント出店やコラボレーション企画など、地元とともに歩む活動にも積極的。お菓子が「地域の記憶」になるような存在を目指し、日々の一つひとつの仕事を丁寧に積み重ねています。
職場としては、ベテランパティシエの高い技術を間近で学べる環境と、若手が伸び伸びとチャレンジできる風土が共存しています。伝統を継承しながらも、時代に合わせて変化する姿勢を大切にし、**「これからのお菓子屋のあり方」**をともに考えられる仲間が活躍中です。
私たちが目指すのは、“美味しい”のさらに先。
**「お菓子で人を笑顔にしたい」「記憶に残る味を届けたい」**という純粋な情熱を、ひとつひとつのスイーツに宿らせて、これからもこの地から発信していきます。
ル・サントーレ──香りと記憶、そして感動を届けるお菓子のアトリエ。
ここでしか生まれない味わいと、ここでしか出会えない物語が、今日も生まれています。