■ 江戸の蕎麦文化を現代に伝える
その始まりは、寛政元年（1789年）。
信州の反物商だった布屋太兵衛が、そば打ちの腕を見込まれて暖簾を掲げた――。
それから230余年。『更科堀井』は、麻布十番の地で「更科そば」の技と心を受け継ぎながら、江戸の蕎麦文化を、今に伝え続けています。長い歳月を経てなお、その一杯には変わらぬ美しさと、作り手の心が込められています。

■受け継ぎ、広げる。さまざまな道から集まる“いま”
『更科堀井』では、現在では、IT分野での知見を持つ経営陣や、料亭で修業を積んだ料理人といった多様な背景を持つメンバーが加わり、伝統を尊重しながらも、新しい視点や技術を柔軟に取り入れる取り組みが進んでいます。江戸時代から続く「更科そば」の技術を受け継ぐだけでなく、現代の感性やお客様のニーズに応えるために、メニューや提供スタイルにも日々工夫を重ねています。
若い世代の職人たちも、互いに学び合いながら、それぞれの持ち味を生かして活躍しています。受け継ぐだけではなく、技術や想いを未来へとつなげていきながら成長していける環境です。

■ 完全週休2日制で、無理なく働ける
『更科堀井』では完全週休2日制を導入しており、全スタッフがしっかりと休暇を取得しています。
さらに、月の平均残業時間は10時間以内と少なく、無理のない働き方が可能です。
「休めない」「働き詰め」といった飲食業界のイメージを変えるため、労働環境の改善にも力を注いでいます。技術を磨きながら、腰を据えて働ける――。そんな職場づくりを進めています。